何と…10億年に1度!!!
アンドロメダ大星雲の異変によって地球からは夜通し土砂降りの雨のように流れ星が見れる驚異の天体ショー…というような話ではありません(*^_^*)
また原発の話ですが…最近この問題に対する意識が低くなってきているという危機感でいっぱいなのでできれば最後まで読んでくださいm(_ _)m
昨日の記事
だまされないで(T_T) でマスコミの原発関連報道に対して異論を唱えました…
それに
ISLAYさん からとても重要な指摘を受けたのでコメントバックするには長くなりそうなので記事にしました…
コメントの内容は、将来どんなエネルギーを選択するかは、単にそれに幾ら掛かるかの損得だけではなく…
それぞれのエネルギーに係る「発生頻度」と「被害」を乗じて考えるべきではないかというものでした…
詳細はコメントを見てくださいね…
日本を含む原発推進国が、原発事故の発生頻度について拠ってきたのが、1974年にMITマサチューセッツ工科大学のノーマン・ラスムッセン教授が書いたいわゆる「ラスムッセン報告」です…
ラスムッセン報告では、1974年当時の原発技術をもってすれば事故の起こる可能性は「10億年に1度」としていて…
しかも、原発事故が起こるのを心配するのは「ヤンキーススタジアムに隕石が落ちてくるのを心配するようなものだ」とまで言っています…
ところが、このレポートを「安全神話」の根拠としていたにもかかわらずアメリカの原発業界は1979年にスリーマイル島で重大な原発事故を起こしてしまいました…
ラスムッセン報告は何だったんだのでしょう!
その後、1980年にアメリカでは原発事故に対する認識と対策が不十分だったとするロコビン報告書やケネミー報告書の勧告を受け、それに対する対策を講じる形で原発を再開しています…
日本でも、「我が国の安全確保対策に反映させるべき事項(52項目)」を策定して、従来の事故対策を改めましたが…
驚くと言うか、呆れると言うか、言わなきゃ良いのにと言うか…この52項目を忠実に実施すればすれば「向こう3万年~4万年は事故は絶対起きない」とまで豪語していたのです…
その後、1986年にチェルノブイリで原発の炉心が爆発するというたいへんな事故が発生しましたが…
西側の原発推進諸国は、ソ連の安全対策の問題があったとして自らの問題として取り扱いませんでした…
当時、作家の広瀬隆さんなどを中心に日本でも反原発の論争が高まりましたが… 時間の経過とともに原発問題に対する認識が薄れていきました…
僕自身もその方歩を担いだ張本人で、あれほど反原発の広瀬隆を支持していたにもかかわらず、一昨年当時の菅直人首相が日本の成長戦略で原発技術の海外輸出を唱えたとき、積極的にではありませんが、日本の国益のためならそれもあり!かななんて思っていました…
その後の東日本大震災、そして福島第一原発事故と広がる福島の苦悩…
ISLAYさんの質問の答えになっているかどうか分かりませんが…
原発の… 「事故頻度」 × 「被害」 = 僕たちが及びもつかない大変な数字!!! なのだと思います。
meza6