参議院での野田首相に対する問責決議案の可決によって国会は事実上の閉会状態…関心は民主党、自民党の代表選に移った。
政治家は何をしてるんだ!政治家なんて国民のことなんか何も考えてない!だから代表選なんてどうでもよい!と関心をそらすのは簡単だが、次の日本のトップを決めることになる代表選かもしれないし、そもそも政治家は私たち自身が選んだリーダーたち…
私たちが、現実の生活に不満があるなら、原発政策の行方に関心があるなら、震災復興を成し遂げてよりよい日本をつくりたいのなら、注視しないわけにはいかないと思う。
で、今朝テレビで自民党の総裁選に関する報道を観て驚いた!
何でもこの総裁選、あの小泉進次郎が押す候補が有力だと言うのだ!
小泉進次郎はその国民的人気を背景に数年前自民党の遊説局次長に抜擢され今は青年局長…この間の全国遊説と若者の取り込みで大きなネットワークを構築している…
そして今回の自民党総裁選、国会議員票が200票で、地方票が300票… つまりこの地方票に小泉進次郎が意向が大きな影響を及ぼすのだ…
確かに彼の言動は、分かりやすく的確で筋が通っており且つ颯爽としてカッコイイ…まさにお父さん譲りだ!
ただである!これはマスコミが報道していないだけなのかもしれないが、政治にとって一番大事な政策の話を小泉進次郎の口から僕は一度も聞いた記憶がない…
話は変わるが、社会学に「マッチング」と「ワークショップ」という考え方がある…
※社会学はわりと新しい学問で、机の上より現場での取材や調査、徹底的なフィールドワークをもとにして社会の現象を研究解明し、何々す「べき」というような観念論ではなく、これをこうしたら解決「できる」という処方箋を提示する学問。
この「マッチング」と「ワークショップ」は、人間関係、特に男女関係を考察する上で対比して使われる考え方で、人は一義的に相手に対して容姿や経済力などの条件を求めてしまうが、この条件対条件のマッチングではその多くが破綻する… 重要なのは、お互いが一緒に仕事(もちろん実際の仕事ということではない)をしてみる、そのなかで相手が一緒に学びのプロセスを歩んでいけるかを見極める、このワークショップの過程で相手を見つけるほうが、マッチングよりはるかにお互いが高め合い、尊敬しあうことが出来、長い関係性が築けるというのが、よりよい男女関係構築のための「ワークショップ」という社会学的処方箋である!
その意味で、国民の「はっきり物を言うよね~」「カッコイイよね~」みたいな評価を背景にした小泉進次郎に対する期待の高まりにはとても危うさを感じる…つまり小泉進次郎に対して国民が一義的に求めることがマッチングしているに過ぎないのだ…
大切なのは、小泉進次郎が日本の原発を、震災の復興を、この国を、どう考えているかだし、それ以上に私たちがこの国の政治を小泉進次郎に単に丸投げするのではなく、その言動をできるだけ把握し信頼するにたる政治家かなのかを見極めるワークショップを自らの中に築くことである。
まったくひどいしありえない話だが、数ヶ月ほど前俳優の塩谷瞬がモデルの富永愛と料理研究家の園山真希絵と二人同時に結婚のプロポーズをして、二人ともそれをOKしていていて…もちろん両方共破断、涙の会見云々というニュースがワイドショーを賑わした…
塩谷瞬の愚かさ加減には僕も男としてほとほと呆れてしまうが… 一方で、富永愛と園山真希絵も、いくら塩谷瞬が優しくて格好良かったとしても結婚を決めるまでこの男の何を見ていたのか?って思ってしまう…
人と人、政治家と国民、やっぱりワークショップは大切だと思う...meza6