一握の砂

meza6

2011年08月28日 17:43

はたらけど

はたらけど猶わが生活(くらし)楽にならざり

ぢつと手を見る

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これは石川啄木の『一握の砂』の「我を愛する歌」という詩の一節だ。

この詩を書いた当時の啄木の生活の窮状を詠んだものだと中学生のとき国語の授業で習った。

最近、この一節が頭の中から離れない、ずっとずっと巡っている。

生活が苦しいというわけではない…むしろその逆だ。

ただ、「はたらけど」を…「わが生活」を…「楽にならざり」を…そして「手」を…

他の言葉に

自分の心の叫びに

置き換えたとき

別の違った意味を持って僕自身に突き刺さってくる。


でも、どうしたらいいのか分からないところが悩ましくもあり悔しくもある。

meza6











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