2012年02月08日
セシウムミミズ
原発の真実に嘘願う 太治庄三
危機的状況からはまったく脱してはいません―。 先日、 篠山市で開かれた 「原発のウソと真実」 と題して開かれた小出裕章氏の講演会の中で語られた一言。 原子力研究の第一線の科学者から、 改めて現状の厳しさを聞かされ、 分かってはいたが、 やはりがっくりときた。
ネット上では前々からささやかれていることだが、 小出氏も 「4号機は特別な壊れ方をしており、 使用済み燃料プールも壊れている。 『耐震補強工事をした』 と東電は言っているが、 強い放射線が飛び交う中で、 そんなことができるわけがない。 打つ手なしの危機的状況だ」 と話す。 要するに建物倒壊の可能性を示唆しているのだ。 倒壊してプールから使用済み燃料棒が屋外へ転がり出てしまうと、 人類史上経験のないレベルの放射能汚染が発生する事態となる。
私には、 氏の言葉が 「世界は変わってしまった。 覚悟を決めましょう」 という風に聞こえた。 幼い子どもを持つ親としては、 どうしてもそんな気持ちにはなれない。 あまりにひどい原発に関する真実を聞かされ、 ウソであってほしいと心から願った、 そんな講演会だった。
危機的状況からはまったく脱してはいません―。 先日、 篠山市で開かれた 「原発のウソと真実」 と題して開かれた小出裕章氏の講演会の中で語られた一言。 原子力研究の第一線の科学者から、 改めて現状の厳しさを聞かされ、 分かってはいたが、 やはりがっくりときた。
ネット上では前々からささやかれていることだが、 小出氏も 「4号機は特別な壊れ方をしており、 使用済み燃料プールも壊れている。 『耐震補強工事をした』 と東電は言っているが、 強い放射線が飛び交う中で、 そんなことができるわけがない。 打つ手なしの危機的状況だ」 と話す。 要するに建物倒壊の可能性を示唆しているのだ。 倒壊してプールから使用済み燃料棒が屋外へ転がり出てしまうと、 人類史上経験のないレベルの放射能汚染が発生する事態となる。
私には、 氏の言葉が 「世界は変わってしまった。 覚悟を決めましょう」 という風に聞こえた。 幼い子どもを持つ親としては、 どうしてもそんな気持ちにはなれない。 あまりにひどい原発に関する真実を聞かされ、 ウソであってほしいと心から願った、 そんな講演会だった。
Posted by meza6 at 17:41│Comments(3)
│思うこと
この記事へのコメント
そうか、話題になかなか上らなくなってたけど、全然終わってないんだよね。
忘れちゃいけない。しっかりアンテア張ってよ。
忘れちゃいけない。しっかりアンテア張ってよ。
Posted by 涼子 at 2012年02月09日 01:17
そんなところに帰ろうとしている自分が怖いです。
本気で関西デビューを視野に入れた方が良いと思うのですが。
本気で関西デビューを視野に入れた方が良いと思うのですが。
Posted by takaragai at 2012年02月09日 15:13
>涼子ちゃん
全然終わってないし、これから何十年も続く問題だと思う…
だから僕たちも対岸の火事と思わず、この問題はずっと注視していきたいね。
>takaragai san
この問題はホントに微妙ですよね
原発の危険性を訴えたいときはそれを強調して原発をなくす方向にいってほしい思う一方…
福島を守りたい福島に帰りたいと思っている人たちのことを思うと
それに共感して、福島に近づくことも大切だとも思う…
僕の兄のお墓は福島第一原発からちょうど30キロくらいのところにあるので、福島の人たちの気持ちは少しは理解してあげたいと思うかな
全然終わってないし、これから何十年も続く問題だと思う…
だから僕たちも対岸の火事と思わず、この問題はずっと注視していきたいね。
>takaragai san
この問題はホントに微妙ですよね
原発の危険性を訴えたいときはそれを強調して原発をなくす方向にいってほしい思う一方…
福島を守りたい福島に帰りたいと思っている人たちのことを思うと
それに共感して、福島に近づくことも大切だとも思う…
僕の兄のお墓は福島第一原発からちょうど30キロくらいのところにあるので、福島の人たちの気持ちは少しは理解してあげたいと思うかな
Posted by meza6
at 2012年02月09日 15:47
