2011年09月06日
one time too many…水道行政に寄せて
英語にこういう言葉がある。
one time too many
たった一度でも多すぎる…と言う意味だ。
アメリカではこの言葉、政治や行政に対して良く用いられる。
そういう状況・状態を生じさせてしまうことは市民生活に重大な打撃・影響があるので、それをさせてはならない、市民にとってはたった一度でも多すぎる…という教訓的な意味での使われ方をしている。
さて今回の断水の問題、一方では8日間で解除となり事無きを得たという見方があるが、そうではない。
8月は観光地にとっての繁忙期…石垣市の観光イメージにとっても、飲食店にとってもは大打撃だった。
話は変わるが、皆さんは水道行政にとっての最優先課題、言い換えれば最も大切な目標とは何だと思われるだろうか?
水道行政関係者に知り合いがいれば一度聞いてみてほしいが、必ずこう答えるはずである…
「断水をさせないこと」…と
それなのにもかかわらず、今回18年ぶりの断水となってしまった。
雨が降らないのだから仕方がない…という人もいるだろうがそれは違う
実際、雨が降らないのに断水が解除になった。
その理由は新聞報道等でご存じだろうが、農業用水用の「底原ダム」からの取水が1ヶ月(実際は延長も視野に入っている)を限度として可能となったからだ。
この結果からすると、雨が降らなかったから断水したという言い分けが通るのは本来9月26日以降にそうなった場合である。
今回の断水、水道料的には大したことないかもしれないが市民生活と経済に与えたマイナスの影響は1、2億円ではすまないはずだ。
だから…one time too many…政治と行政にはこの言葉を肝に銘じてほしい。
とは言っても、先に紹介したように水道部の皆さんは絶対に断水させないことを最大の目標に日々仕事をしている…実際今回もそうさせないために様々な対策を検討してきた。
水道部は6月下旬には既に石垣市長をはじめ市執行部に対して、今年の降雨量の結果や予測をもとに、今回可能となった底原ダムからの取水についても早めに対策を講じるべきだとして、関係機関との調整すべきだと何度も何度も進言しているのだ。
ただ残念ながら、市執行部の反応は薄かった、というのが事実…そのうちいつものように台風がやってきて雨を降らせるとでも思っていたのだろう。
このことは八重山毎日新聞のコラムでも教科書問題と絡めて示唆されていたが、今から考えると育鵬社の教科書採択への仕掛けづくりにエネルギーを注いでたと思われるこの時期、市執行部がもっと真剣に水道部の意見に耳を傾けていればこういうことにはならなかったと思うのは僕だけではないだろう。
八重山毎日新聞オンライン → http://www.y-mainichi.co.jp/news/19128/
でも皆さん、節水は心がけてお仕事も頑張ってください。
ハイ、今朝の眺め ↓ ↓ ↓ 南西の空はきれいですよ
meza6

one time too many
たった一度でも多すぎる…と言う意味だ。
アメリカではこの言葉、政治や行政に対して良く用いられる。
そういう状況・状態を生じさせてしまうことは市民生活に重大な打撃・影響があるので、それをさせてはならない、市民にとってはたった一度でも多すぎる…という教訓的な意味での使われ方をしている。
さて今回の断水の問題、一方では8日間で解除となり事無きを得たという見方があるが、そうではない。
8月は観光地にとっての繁忙期…石垣市の観光イメージにとっても、飲食店にとってもは大打撃だった。
話は変わるが、皆さんは水道行政にとっての最優先課題、言い換えれば最も大切な目標とは何だと思われるだろうか?
水道行政関係者に知り合いがいれば一度聞いてみてほしいが、必ずこう答えるはずである…
「断水をさせないこと」…と
それなのにもかかわらず、今回18年ぶりの断水となってしまった。
雨が降らないのだから仕方がない…という人もいるだろうがそれは違う

実際、雨が降らないのに断水が解除になった。
その理由は新聞報道等でご存じだろうが、農業用水用の「底原ダム」からの取水が1ヶ月(実際は延長も視野に入っている)を限度として可能となったからだ。
この結果からすると、雨が降らなかったから断水したという言い分けが通るのは本来9月26日以降にそうなった場合である。
今回の断水、水道料的には大したことないかもしれないが市民生活と経済に与えたマイナスの影響は1、2億円ではすまないはずだ。
だから…one time too many…政治と行政にはこの言葉を肝に銘じてほしい。
とは言っても、先に紹介したように水道部の皆さんは絶対に断水させないことを最大の目標に日々仕事をしている…実際今回もそうさせないために様々な対策を検討してきた。
水道部は6月下旬には既に石垣市長をはじめ市執行部に対して、今年の降雨量の結果や予測をもとに、今回可能となった底原ダムからの取水についても早めに対策を講じるべきだとして、関係機関との調整すべきだと何度も何度も進言しているのだ。
ただ残念ながら、市執行部の反応は薄かった、というのが事実…そのうちいつものように台風がやってきて雨を降らせるとでも思っていたのだろう。
このことは八重山毎日新聞のコラムでも教科書問題と絡めて示唆されていたが、今から考えると育鵬社の教科書採択への仕掛けづくりにエネルギーを注いでたと思われるこの時期、市執行部がもっと真剣に水道部の意見に耳を傾けていればこういうことにはならなかったと思うのは僕だけではないだろう。
八重山毎日新聞オンライン → http://www.y-mainichi.co.jp/news/19128/
でも皆さん、節水は心がけてお仕事も頑張ってください。
ハイ、今朝の眺め ↓ ↓ ↓ 南西の空はきれいですよ



Posted by meza6 at 09:29│Comments(0)
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